銀天街の路地裏にある鍋焼きうどんの店。鍋焼きうどんは松山のソウルフードで、すぐそばのことりと双璧の名店ですが、こちらが昭和２２年創業と二年古いです。
鍋焼きうどんは魚系をあまり感じないほどの甘い出汁で、もちもちの太いうどん、かまぼこと野菜天とちくわ、しぐれ煮のような甘い肉とゴージャスな一杯。玉子は必ずトッピングしましょう。とにかく濃厚なので、ハシゴするならことり→アサヒの順番がオススメ。いなりずしも美味しいです。（大）

銀天街の路地裏にある昭和２４年創業の鍋焼きうどんの店。鍋焼きうどんは松山のソウルフードで、すぐそばのアサヒと双璧の名店。
メニューは鍋焼きうどんといなりずし。鍋焼きうどんは、肉、きざみ揚げ、伊達巻のような練り物が入り、麺は普通ですが、すっきりしたイリコ出汁で、最後まで飽きずにさらっと頂けます。濃厚で甘口の出汁が特徴のアサヒに比べると、毎日食べられる一杯です。１個から注文できるいなりずしと楽しみましょう。（大）

松山のオフィス街の真ん中、千舟町３丁目交差点から裁判所前通りをお城側に行ったところにある老舗パン屋さん。
おばちゃんのオススメを買い込みましたが、メロンパン、ピーナツパン、クリームパン、サンドイッチなど何を食べてもハズレなしで、レトロな魅力だけではなく力のあるパンです。丸い食パンである円筒パン２３０円も名物で、トーストして食べるともちもちして美味しいです。ケーキのような不思議なカステラパンがあれば、これも買いましょう。（大）

伊予鉄松山市駅前、環状線の乗り場の前にある練り物の店。
宇和島と八幡浜から直送の材料を使い、看板のじゃこ天を始めとして、蒲鉾や竹輪を販売しています。噛み応えがあって味と香りの強い八幡浜じゃこ天、肌理が細かくて上品な宇和島と個性の違いはありますが、どちらも美味しいです。値段も安くてハズレはないので、好きなものをどんどん買いましょう。じゃこ天スティックは食べやすく、お土産にも使え、オススメです。通販もやっています。（大）

一六タルトで全国的に知られる明治１６年創業の和洋菓子屋。県内に支店や茶寮があるが、大街道と勝山は本店と名乗っている。
松山のタルトは江戸初期、久松家初代の松山藩主松平定行がポルトガル人から教わったものに餡を入れたのが始まりで、明治期に一般の和菓子屋に普及したという。一六タルトはその中でも最も有名で、松山土産の定番として安定の美味しさ。一六タルトは柚子の他、抹茶や季節限定のフレーバーがあり、それぞれの香りをきかしているのが特徴だ。（相）

伊予鉄松山市駅の駅前にある、松山市民のソウルフード的なスパゲッティの店。
元々は喫茶店だが、今ではスパゲッティ専門店の趣になっている。看板のデュエット風ミートソースは限りなく１００％に近い人がこれを注文している。フライパンで油で煽った麺に独特の極甘ミートソースをかけたもので、よく混ぜ合わせて食べるとやみつきになる美味しさ。ボリュームがあるので、普通の人は小でいいと思う。グラタンなど他のメニューもいける。松山に行くなら訪ねたい一軒。（相）

市の中心部の金融街にある松山の郷土料理の店。寛永１２年（１６３５）創業の超老舗で、五色そうめんの発祥の店としても知られています。
刺身をタレと玉子に絡めてご飯に載せる宇和島鯛めし、鯛を炊き込んだ松山（北条）鯛めしがあり、どちらも美味しいですが、宇和島鯛めしの人気店はそこら中にあるので、一つ選ぶなら松山鯛めしがオススメ。鯛そうめんも名物で、尾頭付きの姿身はヴィジュアル的に映えます。鯛めしとそうめんのセットもあります。夜も気軽に食べられます。（大）

伊予鉄の三津駅から徒歩２分、三津浜商店街の入口にある三津浜焼きの店。みよしは三店舗あり、坊っちゃんスタジアムのそばの古川店が本店で、三津浜の三津店、駅前店の順にできたそうです。
鉄板の前に五人ほど、テーブルが二つあり、焼き立てを頂けます。メニューは肉卵台付きのみでうどんとそばを選びます。しっかり蒸し焼きにし、独自にブレンドしたきりっとしたソースで味付けし、牛脂は少なめでさっぱりしているので、空腹な人は２００円プラスのダブルを頼むといいでしょう。（大）

伊予鉄郊外電車の三津駅から徒歩２分、三津浜港に注ぎ込む宮前川河口付近にあるご当地グルメ三津浜焼きの名店。昭和３８年創業。
三津浜焼きは広島スタイルに近く、そばかうどんを選ぶ。店お薦めの定番はそば台付肉玉油。たっぷりの豚肉の他に、これも結構な量の牛脂が入っているが、これがなくてはと思わせる美味しさで、ぺろりと行けてしまう。使っているミツワソースはやや甘めで濃過ぎず、ちょうどいい。現在はテイクアウトのみなので、熱々を海を見ながら頂こう。（相）

松山市の中心的なアーケード商店街である大街道から少しだけ小径を入ったところにある昭和２４年創業の甘味処。
メニューは五色おはぎ、ぜんざい、かき氷など。みよしのと言えば、何と言ってもつぶ餡、こし餡、きな粉、胡麻、青のりの五色おはぎが有名で、可愛いサイズに甘さ控えめの上品な味わいの、工芸品のような逸品だ。ここは京都でも行列店になるだろう。店内でも頂けるが、テイクアウトしてホテルで食べるのもよし、帰りに買って帰るのもいい。（相）

千舟町３丁目交差点の角にある洋食屋。観光客向けではなく、地元民御用達のふだん使いの店。
ボリュームがあって美味しくて安い、昔のデパートの大食堂のような懐かしい洋食を出す。東京ならキッチン南海、京都ならハイライト食堂という感じだが、野咲はそれらの店より油っぽくなくさらりと頂ける。ランチは通しで注文でき、とんかつとコロッケののさきランチが５５０円、三点盛りの特製ランチや四点盛りのスペシャルランチでも７５０円。それでちゃんと手作りの洋食なのが泣かせる。（相）

伊予鉄上一万駅の目の前にある創業昭和８年の和菓子屋。大型フェリーのような建物が目印。
看板商品の六時屋タルトは、自社製餡をカステラで一本一本手作りで巻き上げたもの。洋菓子テイストがありつつも和菓子寄りで、特徴である柚子の風味が強過ぎず、食べやすい。超特選タルトというものもあり、こちらは使っている素材がそれぞれ少しずつ高級で、生地がしっとりしていて餡も滑らかで上品な逸品。どちらも美味しいが、そんなに値段は変わらないので、一つ買うならこっちだろう。（相）

松山東警察署の向かいにある労研饅頭の本店。伊予鉄警察署前を降りたところです。
労研饅頭は昭和初期に倉敷労働科学研究所で満洲人が食べていたものを参考に開発され、全国に広がったものですが、現在は昭和６年創業の松山店だけが残っています。労研饅頭は酵母菌を使った蒸しパンで、餡まんの皮を想像してもらえばほぼ正解です。うずら豆、黒大豆、こしあん、バターなど様々な種類がありますが、ベースは共通していて飽きの来ない美味しさ。大街道にも支店があります。（大）

県の美術館や図書館、市民会館、県警本部などが集まっているエリアにあるラーメン屋。伊予鉄南堀端駅からすぐです。
メニューは中華そばの他に、薄味のおでんも名物です。中華そばは、独特の甘く濃厚なスープにストレート麺、甘い太肉のような厚切りチャーシューが載り、甘さは強いですが、とても美味しいです。夜は完全に居酒屋モードになり、おでんだけではなく、一品料理も充実しているので、それらを楽しんだ後に締めで中華そばと行くのがオススメ。（大）

南銀天街の大衆演劇の松山劇場向かいにある昭和感のある老舗パン屋。テント看板に純フランス式、店内に創業して７３年と書いてあります。
高齢の店主がやっていて、パンの種類は多くなく、時間帯によって少しずつショーケースに並べていくので、コッペパンサンド、揚げパン、あんパン、クリームパンなど、あるものを適当に選びます。行った時には品切れになっているものも多いですが、どれも懐かしい味です。日本式フランスパン１２０円という素朴なパンを看板にしています。（大）

本町４丁目交差点すぐにあるご当地菓子の醤油餅で有名な和菓子屋。
醤油餅は慶長年間に松山で誕生し、元禄から一般家庭にも普及したそうです。明治初期に初代白石ハナが醤油餅に初めて餡を入れて評判になり、明治１６年に醤油餅専門店として開業しました。餅の味はプレーンの「すや」がよくわかりますが、醤油は濃くなく、冷やし飴味の外郎という感じで、ちょっとやみつきになる美味しさです。洗練された味わいの餡入りの他、柚子や梅など色々あります。（大）