新潟駅から徒歩で３〜４分、明石通のアニメイトがあるところから南に２筋入った裏通りにある昭和５３年創業の中華料理店。
若者やサラリーマンに愛されているザ・町中華。ほうとうのような平打ちの太麺にそれに負けない濃厚なスープのラーメンが名物。ラーメンにチャーハンや餃子、焼肉などのボリューム満点のセットや定食がオススメ。雰囲気も昭和ですが、セットや定食がほとんど千円以下と値段も昭和、安くて美味しくてリピートしたくなる名店です。（大）

新潟島の東側の住宅街にある昭和３４年創業の鶏専門店。日本海に面した西海岸公園のすぐそば。
新潟を代表するご当地グルメ、カレー味のひな鶏の半身から揚げの発祥店（最初は屋台）です。半身から揚げと並ぶ名物が半身のムシ焼き。両方とも絶品ですが、どちらか選ぶならから半身揚げ。店で切ってもらえますが、熱々を自分でバラすのも醍醐味。それぞれ時価ですが、高くありません。焼き鳥も美味しく、タレは濃いので個人的には塩がオススメ。古町や新潟駅近くの支店も人気です。（大）

新潟県魚沼地方のご当地グルメへぎそばを看板とするそば屋。本店は新潟県小千谷市にあるが、新潟駅近くに通し営業の駅前店があり、気軽に頂ける。
へぎそばとは、つなぎに布海苔（ふのり）という海藻を使ったそばをヘギという木箱に一口ずつ美しく盛り付けた郷土料理で、つるつるの食感がたまらなく美味しい。一人なら、へぎそばの小（１人前半）に佐渡エゴ・のっぺ・栃尾油揚げの新潟三昧セットがお薦め。日本酒の品揃えもいい。ダメ押しでたれかつ丼まで行けばコンプリートだ。（相）

古町の西堀通りにある昭和３２年創業のラーメン屋さん。「さんきちや」と読みます。
新潟島地域発祥の新潟あっさり醤油ラーメンを代表する老舗です。メニューは中華そば、肉そば（叉焼麺）、ワンタン、夏の冷やし中華。中華そばは、ほのかに煮干しのきいた澄んだとんこつ醤油で、モモ肉のチャーシュー、ナルト、葱、細い縮れ麺という絵に描いたようなクラシックな中華そば。あっさりですが、コクは十分にあり、とても美味しいです。昼のみ営業で、呑んだ締めには使えません。（大）

古町のアーケード商店街の本町通りにある昭和６年創業の和菓子屋の本町店。本店は古町通１０番町にあったが、移転しており、昭和４４年に初の支店として営業を始めたここが最も古い店舗になる。
看板の笹だんごは、こし餡とつぶ餡の他、きんぴらごぼうやあらめ入りもある。その他、ちまき、正油おこわ、大福、どら焼きなどがある。笹だんごのこし餡とつぶ餡は１個から買え、三色団子のような味と食感で、笹川餅屋が激渋とすれば、こちらはポップな味わい。つぶ餡の方が存在感がある。（相）

万代バスセンタービルの１階、バスが発着するすぐ横にある昭和４８年創業の立ち食いそば屋。
名物はカレーライスで、バスセンターのカレーとして全国的な知名度があります。豚肉とタマネギの入った昔風のもったりとした黄色いカレーで、ごはんの上全面にかかっています。結構スパイシーで、リピートしたくなる美味しさです。ミニ、普通、大盛がありますが、ミニが一般の普通サイズ。そばは出汁が美味しいです。全国の名店が名を連ねるカレーアワード２０２４名誉賞を受賞。（大）

古町エリアの本町６商店街「ぷらっと本町」の青海ショッピングセンター内にある鮮魚店。
商店街のなかの市場で地物鮮魚や塩引鮭、焼き魚などを販売しているが、カウンターや店舗近くのテーブル席でお得なランチ、お刺身定食、海鮮丼などを手軽に食べられる。割烹や寿司屋の本格的な料理ではなく、ふつうの食堂の味だが、日本酒とともに楽しむ場所として観光客にも人気がある。ネタではやはりのどぐろが美味しい。呑みたい人は刺身と一緒に一杯やれるちょい呑みセットもある。（相）

西堀通りと鍛冶工事の交差点の角にある明治１６年創業の和菓子屋。
新潟名物の笹団子（餡を入れたよもぎ餅を笹の葉で包んだもの）の有名店です。笹団子の他、かぼちゃ饅頭、豆大福、餅、笹粽、鮭まんじゅう、夏場のかき氷などがあります。笹団子は、こし餡は５個単位の販売ですが、つぶ餡は１個から買えるので、街歩きの途中のおやつにも適しています。よもぎ餅に染み込んだ笹の葉の香りが特徴で、力強い味です。固くなるので、早めに頂きましょう。（大）

ＪＲ越後線白山駅から徒歩約５分、白山神社の西側の県道１６４号線沿いにある大正１２年創業の老舗洋食屋。
洋食の定番は一通り揃っており、気軽な週替わりランチ、季節ごとの洋食フェア、夜のみのスペシャルワンプレート（別名大人様ランチ）などのセットメニューがある。名物はタンシチューや村上牛のカレーで、とくに村上牛のカレーはお薦め。創業当時のままの１００年グラタンを食べると、今と変わらぬものであったことがわかって興味深い。（相）

新潟島の古町通りか上大川前通りを１５分ほど北進した住宅街にある大正初期創業の和菓子店。
商品は名代大ふく、ごぼうだんご、しょうゆ団子、笹だんご、草餅、醤油おこわなど。とろとろの餅に絶妙の炊き方の餡を包んだ大ふく、雑味のない餅に味の濃過ぎないシャキシャキのきんぴらを包んだごぼうだんご、関西のみたらしに近いしょうゆ団子などどれも美味しいが、一つ選ぶなら大ふくだろう。客足が途絶えることがなく、どんどん作り立てが店頭に並ぶので、なるべくすぐに頂こう。（相）

古町エリアの東堀通りに大きな店を構える安政２年（１８５５）創業の海産物の加工製造の老舗。
商品は鮭・筋子・鱈の子・帆立貝・海の幸の粕漬などやキングサーモンコロッケ、旬の惣菜品など。加島屋と言えば、ほぐした鮭の瓶詰「さけ茶漬」で全国的に知られていて、ちょっと高級ですが、中毒性のある美味しさ。粕漬もオススメ。２階におにぎりの名店ぼんご監修の「おにぎり処八番」があり、お米はもちろん、鮭のみそ汁も美味しいです。夕方まで通し営業で気軽に利用できます。（大）

万代シティにあるバスセンタービルの２階にあるパスタと甘味のお店。
看板メニューは、新潟のＢ級グルメを代表する名物のイタリアン。太麺の焼きそばにトマトソースをかけ、刻みショウガが添えられています。Ｂ級な美味しさは、気軽に小腹を満たすのに最高です。ホワイトソースやカレーをかけたイタリアンもあります。ソフトクリームやフロート、サンデーが２〜３００円でたべられ、バス待ちや万代に買い物に来たついでに喫茶店代わりに使う人も多いです。（大）

新潟の昔からの繁華街、古町の新津屋小路沿いにある昭和６年創業のとんかつ屋。新潟のご当地グルメを代表するタレかつ丼発祥の店。
メニューは、カツ丼、トンカツ（ロースカツ）、カツカレー、エビフライなど。カツ丼は野菜で出汁をとった醤油ダレに揚げたての薄切りモモカツをくぐらせ、ごはんに載せたもの。和風の味わいは天丼のイトコという感じで、甘じょっばさが絶妙。カツは５枚が定番で、３枚から７枚まで選べる。ヒレカツ丼もある。ごはんの美味しさも特筆もの。（相）

長岡駅前のアオーレ長岡の隣り、洋菓子チェーンのガトウ専科のファミレス的カフェ。長岡城二の丸跡にあり、史跡が窓から見えます。
ケーキやコーヒーなどが楽しめますが、夏季の冷麺や創業月のサンキューまつりのシュークリームのセールの行列は長岡の風物詩です。創業時から続けている美松のレーメンはふつうに見えてふつうを超えたハマる一杯で、素材が全部フレッシュなのが素晴らしいです。大盛や氷抜きもできます。シュークリームやケーキも美味しいです。（大）

長岡駅前から大手通りを１０分ほどにある文化２年（１８０５）創業の老舗和菓子屋。
看板の大手饅頭は、モチ米を米麹で発酵させた生地にこし餡を包んだもの。清酒は使っていないが、強い酒の香りがして、古風な味わいが楽しめる。１個がかなり大きい。その他、大福やどら焼きなどもあるが、鶏卵の粟羊羹「水花火」、牛酪餅と称するバター味の羽二重餅「ちもーたば（逆さに読むとわかる）」など、ネオ南蛮菓子と言うべきユニークな商品もあり、それらも妙な美味しさがある。（相）

長岡駅前の大手通りを２００メートルほど行ったところ、市役所の入っているアオーレ長岡の向かいにあるミルフィーユ専門店。
パイは、ミルフィーユ状に焼き上げたパイにプレーン、フランボワーズ、ラムレーズン、期間限定のクリームなどを詰めたもの。注文後にクリームを詰めてくれるので、サクサクの状態で頂ける。食感もさることながら、甘さ、濃厚さ、香りなど全部のバランスがよく、完成度が高い。長岡の名物スイーツと言える。夕方までに売り切れることもある。（相）

市役所やアリーナなどがあるアオーレ長岡の裏側、殿町通りにある飴屋。明治４０年代に野本商店の名で飴菓子の製造を始め、大正元年に長命堂として創業した老舗。
商品は看板の飴もなかの他、城形にした飴もなかの長岡城、ゼリー風の柔らかい飴のおきなあめなどがある。飴もなかは初代桂吉が創り上げたもので、水飴を最中に入れたもの。最中を割ると延びることで有名だが、甘さ控え目で、皮と水飴の絶妙のバランスが素晴らしい逸品。（相）

長岡駅から大手通り交差点を右折して３００メートルほど、すずらん通り商店街にある明治４０年創業の老舗ベーカリー。学校のパンにもなっていて、地元では知らない人がいないお店です。
パンの種類は、食パン、サンドイッチなどがありますが、看板はバタークリーム、ピーナッツ、マーガリン、ジャム、粒あん＆マーガリンがあるコッペパン。懐かしい感じのパン生地にたっぷりクリーを挟んだ、レトロなだけではなく美味しい一品です。４代目の当代が修業してきたハード系も人気。（大）

ＪＲ長岡駅から徒歩約１０分、長岡郵便局そばのビル２階にある昭和５０年創業の洋食屋。長岡の洋食の草分けである小松パーラーの流れを汲む名店。
メニューは看板のカレーの他、ハンバーグ、ステーキ、オムライス、そして小松パーラーから引き継いだ長岡のご当地グルメの洋風カツ丼など。何でも美味しく、昔のデパートの洋食のような、ちょっとＢ級だが、笑顔になれる洋食を出す。洋風カツ丼はデミグラスとケチャップがあり、合いがけがお薦め。懐かしい味の手作りプリンも絶対頼もう。（相）

ＪＲ長岡駅から５分ほどの殿町通りにある明治２３年創業の饅頭屋。
看板の酒まんじゅうの他、酒まんじゅうの皮を商品化したきりぱん、最中、どら焼きなど。酒まんじゅうは甘（普通の餡子に近い）と塩があり、酒ではなく麹を使っていて、生地が甘酒のような味がする。塩は塩味強めの小豆煮で、イメージする餡子とは別物。長岡出身の山本五十六の好物で、これを水に浸して砂糖をかけて食べていたという。甘も塩も神前に供えるような古式ゆかしい味わいだ。（相）

ＪＲ上越線の宮内駅前にあるラーメン屋。新潟県の５大ご当地ラーメンの一つ、長岡生姜醤油ラーメンの元祖店。新潟県内のほか、東京・秋葉原にも店を出しているので知っている人も多いでしょう。
メニューはラーメンとチャーシュー麺のみ。それに大盛や具材増しのトッピングがあります。コクのあるスープにチャーシュー、ホウレン草、シナチク、ナルト、ネギという昔ながらの中華そばで、仄かにショウガがきいた美味しい一杯。ラーメンで地元の日本酒「吉乃川」を飲んでいる人もいます。（大）

長岡市の酒・醤油・味噌の蔵が建ち並ぶ発酵の町、摂田屋にある大正元年創業の、百年を超える老舗和菓子屋・パン屋。今も和菓子も作っていますが、ほぼパン屋として営業しています。
パンの種類は色々ありますが、旭屋と言えばコッペパン。酒蔵「吉乃川」の酵母を使った雑味のないパン生地のコッペパンに、注文を受けてからクリームを挟んでくれます。２種類挟むダブルがオススメ。半熟の煮たまごを包んで揚げたパンも名物で、美味しいです。近所にあれば鬼リピしたいお店。（大）